竹刀のサイズ
竹刀の規格
小学生
中学生
高校生
(相当年齢の者も含む)
大学生・一般
長さ
竹のみ
3尺6寸以内
(109p)
3尺7寸以内
(112p)
3尺8寸以内
(115p)
3尺9寸以内
(118p)
完成品
111p以内
114p以内
117p以内
120p以内
重さ
男性
370g以上
440g以上
480g以上
510g以上
女性
370g以上
400g以上
420g以上
440g以上
竹刀の基準
表1 竹刀の基準(一刀の場合)
対象
中学生
高校生
(相当年齢の者も含む)
大学生・一般
長さ
男女共通
114p以下
117p以下
120p以下
重さ
男性
440g以上
480g以上
510g以上
女性
440g以上
420g以上
440g以上
太さ
※
男性
先端部最小直径
25o以上
26o以上
26o以上
ちくとう最小直径
20o以上
21o以上
21o以上
女性
先端部最小直径
24o以上
25o以上
25o以上
ちくとう最小直径
19o以上
20o以上
20o以上
※太さは先革先端より8pの位置
表2 竹刀の基準(二刀の場合)
対象
大学生・一般
大刀
小刀
長さ
男女共通
114p以下
62p以下
重さ
男性
440g以上
280〜300g
女性
400g以上
250〜280g
太さ
※
男性
先端部最小直径
25o以上
24o以上
ちくとう最小直径
20o以上
19o以上
女性
先端部最小直径
24o以上
24o以上
ちくとう最小直径
19o以上
19o以上
※太さは先革先端より8pの位置
竹刀の素材について
竹刀に使われている竹の種類は主に桂竹(けいちく)と真竹(まだけ)の2種類に分かれています。
桂竹
繊維の密度が高く、硬くて曲がりにくい竹質です。
丈夫で竹自体が安いので一般的な竹刀の素材として使われています。
竹刀の多くは「桂竹」でできたものが多く、子供から大人まで様々な形の竹刀が作られています。
現在流通している桂竹竹刀のほとんどは台湾産なので「台湾竹」とも呼ばれています。
真竹に比べ、ささくれがおきると広めに削らないとささくれを無くせず、
また柔軟性がないことから竹が割れてしまうこともあります。
真竹
繊維が太く丈夫で肉厚な性質をもつので、しなやかさと耐久性がある竹質です。
厚みがあることにより削り込みがしやすく、バランスの良い竹刀が作られています。
適度な硬さとしなりのバランスが良く、打突感が心地よい竹刀です。
ささくれができても少し削るだけで収まるので、メンテナンスがしやすく桂竹に比べて長く使えます。
しかし竹そのものが高く、竹刀を作る過程が多く入るので高価になります。さらに高価でありますが、
国産の真竹を使用し職人が作り上げる「日本製真竹竹刀」などもあります。
竹刀の型(重心)について
刀身
(重心の位置・張節の形)
胴張型
3節(胴張り部分)を太く張ることで、重心が手元寄りになり、実際の重量よりも竹刀を振ったときに軽く感じます。振りが軽くなるため、速く打ちやすくなるので試合用に使われることが多い形で、学生に好まれています。
胴張型よりも重心をよりいっそう手元にし、剣先が細くなった「胴張実戦型」は、さらに竹刀の操作がしやすくこちらも試合用で好まれています。しかし、細くなっているため耐久性が低くなります。
直刀型
(古刀型)
全体的に太さが均一の直刀に近い竹刀で、剣先よりに重心があるので、速い打突はしにくくなりますが、手数を抑え応じ技に重きを置く熟練の方に好まれています。
並製
(普及型)
最も一般的な形で、バランスがとれており初心者から上級者まで使用できる形です。胴張型と直刀型の中間にあたります。
また、状態の良い竹を厳選して組み上げた「上製」もあります。特徴は並製と同じです。
柄の形について
柄の形
丸型
一般的に普及している柄の形は丸型です。クセがなく初心者から経験者まで広くお使いいただけます。
小判型
柄の形状が楕円形になって握りやすいので、握りの矯正を目的に使用することが多いです。型や素振りの練習に向いているため初心者の方に最適です。
正八角型
丸型(一般型)よりも角があるので指がかかりやすくなり、操作性が高いのが特徴です。
八角小判型
八角型でかつ小判型に近づけた柄の形です。
小判型の特徴と八角型の特徴を組み合わせたものになります。
柄の太さ・長さ
柄太
持ち手を太くすることで重心が手元にくるため、剣先が軽く、振りやすくなります。手の大きい方向けと思われていますが、握りやすいかどうかがポイントになります。
柄短
握る位置が短くなりますがその分、脇があくことなく握り手が伸ばしやすくなるので、遠い間合いからの打突技を得意とする方向きです。